SPG マリオット 統合 ~メリット一切なしの100%デメリット統合~
巷で話題の世界最大のホテルグループの統合劇
統合を機に改悪されるサービス
- 1:トラベルパッケージの実質2万円前後の値上げとカテゴリー減少
- 2:カテゴリーの変更と必要ポイント数の増加
- 3:新ライフタイムプラチナの達成条件に10年維持の条件追加
- 4:ステータスの未達成年の降格は1段階ずつ→いきなり平の可能性(未発表)
- 5:SPGの条件等はすべて改悪(プラチナステータスの滞在条件撤廃等)
- 6:SPGアメックスの無力化
- 7:SPGホットエスケープの廃止
- 8:新プラチナチャレンジは以前のほぼ2倍必要
- 9:マリオットグループの非道な営業方針
1:トラベルパッケージの実質2万円前後の値上げとカテゴリー減少
現状最も利用価値の高いプラン(アラスカエア・BA)で
7泊:27000p~+120000マイルが
33000p~+100000マイルとなり、ポイントで約2万円・マイルで4万円合計6万円の負担増でカテゴリーも1ランク下げられる改悪。
1~4だとラウンジがあるホテルは皆無です。
結局ステータスがあっても使えません。
なんか、やり方が汚くないですか?マリオットって。
2:カテゴリーの変更と必要ポイント数の増加
カテゴリー | スタンダート | オフピーク | ピーク |
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
8 | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
プラスマイナスゼロのように見えますが、事実上の増加改悪です。
ポイントを使うのは、現金より得だからですよね。
現金は季節によって上下しますが、ポイントは世界共通一律でした。
特に日本の場合は、GWの跳ね上がり料金の日に、一律のポイントを使うとお得でした。しかし、2019年からそれができなくなります。
また、見ての通り、ポイント吊り上げるためのカテゴリーの新設。
3:新ライフタイムプラチナの達成条件に10年維持の条件追加
例1:SPGで2018年プラチナ8年目達成予定(2109年プラチナ)の場合、ほぼ500泊達成していても、年数が足りないので、600泊に引き上げられる。さらに100泊追加確定。救済措置無し。
例2:マリオットですでに500泊近く達成して2018年に500泊達成できないor160万Pが足りない場合などで確実に2019年(2026年迄)には達成しそうな場合、今までの旧ゴールドの維持年数にもよるが、最悪の場合、2027年まで維持しなければならない。もちろん100泊追加。ポイントの条件はなくなる。
新旧達成条件の違い:2018年まではSPG500泊+10年維持、マリオット(旧ゴールド)500泊+160万Pですが、2019年から600泊+10年維持
4:ステータスの未達成年の降格は1段階ずつ→いきなり平の可能性(未発表)
マリオットは、旧プラチナ(75泊)達成者は、翌年達成できなくても、平(現在はシルバーもある)に降格されることはなく、ゴールドに降格される。ラウンジ利用可能であった。
SPGは、プラチナ達成できないと、平にいきなり落ちていた。しかし、新制度では有利なマリオットの条件が維持されるかどうかは未発表。(2018年9月17日現在)
5:SPGの条件等はすべて改悪(プラチナステータスの滞在条件撤廃等)
A:旧SPGプラチナは、50泊or25滞在で達成。事実上25滞在で獲得するホルダーがほとんど。実際問題ホテル移動すれば、最短25泊で達成可能であれば、旅行レベルでも、きついですが何とか頑張れるレベル(6泊で年4回、7泊で年3回+αの旅行)であると思われるが、50泊は出張でもない限りほぼ無理。
※アメリカ・カナダはクレジットカード発行で15泊貯まります。アメリカ・カナダ人だけ優遇するという方針に、これを知った時、怒りを感じました。
6:SPGアメックスの無力化
SPGアメックスで得た旧SPGゴールド=旧マリオットゴールドは新プラチナには引き継がれませんでした。そのため、ラウンジアクセス権が消滅。カード発行だけでラウンジアクセスできた夢のカードでしたが、改悪されてしまいました。
ただ、プラチナチャレンジの土台作りには、有効です。
ゴールドが条件のプラチナチャレンジは、旧9滞在 新16泊とおおよそ7泊の改悪。
旧SPGプラチナチャレンジは無条件で18泊でした。
7:SPGホットエスケープの廃止
週1で世界のホテルをランダムに30%割引になっていた画期的なサービス
なくなりました。
8:新プラチナチャレンジは以前のほぼ2倍必要
以前は約4か月で9滞在でしたが、現在は16泊です。2倍まではいきませんが、ほぼ2倍ですね。これはかなりきついです。
旧SPGの年25滞在よりきついんじゃないでしょうか?
9:マリオットグループの非道な営業方針
SPGとの統合によりマリオットを使うようにならざるを得なくなりました。
マリオットは以前からあまり利用価値を感じていませんでした。
しかし、それは当然かもしれません。
実際利用してみたらひどすぎます。
1:サービスや特典はホテルごとに違う
はぁ?なんじゃそりゃ?
毎回ホテルに確認しろという。
これが基本スタンス。
日本のカスタマーも知らないと。
さらに、現地のホテルは対応が悪い。
客商売とは思えない。
サービス業とは思えない対応。
「帰国した客は知らん」
ていうかんじ。
担当をたらいまわしにするのが常套手段
2:トラブル時は直接本社へ連絡しろって
トラブルがあったら、直接本社へ連絡しろと言われる。
日本語で送ってもよいが、回答は英語。
これって自動翻訳だから、理解しないことがいい多いでしょう。
そんでもって、わけわからない文章で、対応しない。
解答だけしていれば、対応したという認識。
3:アメリカ人(カナダ)のみ優遇の経営方針
他国民はどうでも用という方針がうかがえる。
例えば、エリートナイト特典、これはステータスを獲得するための宿泊実績。
アメリカ:年会費9000円程度で15泊
日本:年会費32000円程度で5泊
年間50泊以上以内とまともな特典は得られません。この10泊の差はでかい。
20%割引みたいなもんですよね。(アメリカ人30%割引に対して、日本人10%割引)
さらに年会費3倍以上払っているのなら45泊つけてもおかしくはないよね
これだけひどいホテルをよく利用するなって感じです。
ホテルはリピーターを重視しないと。
巨大すぎるから、リピーターなんてどうでもいい感じですね。
SPGアメックスからのポイントマイル移行以外全く利用価値はない。